岡田監督の解任論について

この4連戦の不甲斐ない戦績によって、岡田監督を交代させろという話がたくさん出てきています。
しかし、誰にするべきなのかという話は一切出てきません。代替案のない批判は全く意味をなさない。そのような批判をしている人は、誰がやるべきだと考えているのでしょうか。じゃあ、誰がやればいいと思いますか?と質問されても答えられない人が多いでしょう。
海外から経験豊富な監督を連れて来るべきだという批判をしている人もいますが、まったくサッカーを理解してないんじゃないかと思います。海外から来た監督は、まずJリーグでしっかりと選手の特徴を把握した上で選考を行い、新たに0からチームを作り上げる必要があるのです。
とてもじゃないけど、W杯までの残りの期間でこのような活動ができる訳がありません。いくら経験豊富な外国人監督といえども、魔法使いではないからです。
オシムさんが倒れたときに、現在的に監督ができるのは岡田監督しかいませんでした。その後、グループに恵まれたもののW杯出場というノルマを達成しました。今回の4連戦まで、確かに真剣勝負の場がなく、力を問われることはありませんでしたが、ここまではそれなりに順調にきました。これまでも監督を交代する機会はなかったことが分かります。
このように見ると、現在批判している人は様々な要素をしっかりと見た上で批判し提案する、という姿勢に欠けていると言わざるを得ません。今回のW杯は岡田監督に任せて頑張ってもらおうという、協会の判断も現実的な判断だと思います。確かにこの4連戦については、かなり不満の残るものでしたが、批判に向かうのではなく、選手に力を出してもらえるようJリーグで応援する方が有益な気がします。

適切なハードルを設定するということ

こないだふと考えたのが、ハードルの設定についてです。
熟達を促すためには、自分で適切なハードルを設定するということが大事なんじゃないかと思います。
どういうことかというと、例えばブログやtwitterを始めようとしたときに、凄いことを書かなきゃとか考えてしまうと一気に手が進まなくなってしまう。「凄い」というのは言い換えれば、人によっては「面白い」であったり、「誰かにとって有益であること」のようなものですね。しかしここで、何でも良いから適当にとりあえず書いてみるかという感じで書き始めることができれば、そのうち記事やtweetが増えていく。書き続けているうちに、段々と自分なりの方法論のようなものが身に付いていき、洗練されていく。
これは、他のことにも当てはめて考えることができると思います。たとえば、筋トレ。最初から、ハードに取り組まなきゃと頑張ろうとすると、始めること自体が結構大変になってしまうし、たとえ第一歩を踏み出せたとしても三日坊主になってしまう可能性はかなり高いと思います。
ブレインストーミングの4つのルールは、Wikipediaによると、「批評・批判をしない」、「粗野な考えを歓迎する」、「量を重視する」、「アイディアを結合し発展させる」ですが、僕は一番大事なのは自他の出すアイデアのハードルを下げるということにあるんじゃないかなと思ってます。これら4つのルールは、このハードルを下げるということを分かりやすく分解したということだと解釈しています。
このように、ハードルを適切に下げるということは熟達に向けての初期段階としては結構大事なことだと思ってます。
逆に、あえてハードルを高めに設定することが肝心な場面もあるかもしれませんが、それはまた別のときに考えてみます、多分

村上朝日堂の面白さについて

村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)

村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)

村上朝日堂関連の本で初めて読んだ本です。はまりそうな予感で、2冊目に突入しています。他もこの「いかにして鍛えられたか」と似たようなものだとすると、基本的には村上朝日堂は村上春樹氏が身の回りに起きた出来事に対して、つらつらと愚痴というか文句というかなんやかんやを言うという感じです。でも、これが実に面白い。
何が面白いのだと聞かれると、言葉に詰まる。1つには、クリスプな語り口と飄々とした人柄を感じる表現にあると思う。しかし、この説明だけでは足りないです。きっと、小説とは違うリアリスティックさや、クールな視線が実によく世界を捉えていて、その物の見方が僕を惹きつけるんでしょう。
それともう一つこの本を読みながら思ったのは、この本と「すべらない話」には共通点があるということです。これは、Tweetしたものをそのまま載せるけど、捉え方や伝え方によって出来事はいくらでも面白くもつまらなくもなるということ。その2つにでてくる話は、実際にはそこまで奇跡的に稀有な体験ではない(稀有な体験である場合もあるけど)ことがほどんどだから。でもそれを、どう捉えてどう表現するかによってかなり様相を変える。
これはある種の才能であったり、それなりの鍛錬を必要とするものだろう。その鍛錬には、blogやtwitterって最適な気がしますよね。
そういえば、もう一つこの本の楽しみとして、本の中に出てくるエピソードが村上春樹氏の小説の中のエピソードに似てるいるのを発見するというのがあります。あ、もしかしてXXXという小説のXXXな場面を書く際に、この体験を思い出しながら書いたんじゃないか?とかですね。村上春樹好きにはもちろん、これまで村上春樹の小説にイマイチ面白さを感じれなかった人にもオススメです。

名刺を作った


名刺作ってみました。今まで名刺は、インターンで働いていたときに会社から貰ったものでしか持ったことがなかったのですが、ふと思い立って作ってみました。
作ろうと思った理由には2つあります。1つは、名刺交換の場で微妙な感じになるのが嫌だから。シブヤ大学などを通じて色んな人と出会う機会が多くなり名刺交換の場が増えてきたのですが、貰っときながらこちらからは何も渡すものがないと、まあ一瞬なんですがなんとなく場が持たない感じが出ちゃうんですね。それがなんとなく嫌で作りました。
もう1つは、今度の4月からある会社で働くわけですが、プライベートであった人にはそれ用の会社の肩書きの載ってない名刺を渡したいと思ったからです。別に、いつ会社がつぶれても大丈夫なように会社の肩書きに頼らず生きていくことを自分に意識させるためなのだ!とかいう意気込みはありません。なんとなく、プライベートで会った人とはプライベートな情報の乗った名刺を渡したい気がしたんです。なので名刺には、twitterのアカウントと個人用メールアドレスとブログのURLを載せました。
そんな感じです。名刺は、こちらの名刺ハウスさんで作りましたよ。シンプルで格好いい名刺のテンプレがいっぱいあるし、対応が早くて良い感じでした。

foursquareとは、土地の記憶を顕在化するサービスなんじゃないか


IDEA*IDEAさんで紹介されていたのを見て、foursquare始めました。僕のアカウントです→foursquare :: Mitsuru N.
色んな方が使い方とか書かれてますが、僕はそういうのよりも簡単な雑感を書いてみます。
以前読んだなにかの本に、「土地の記憶」という言葉が出てました。この言葉自体に僕は共感を覚えてるのですが、このfoursquareというサービスは「土地の記憶」を顕在化させるものなんじゃないかと思ってます。実際にこのサービスは、friendがどこにcheckinしたとかいうことを知らせるSNS的要素が多分メインですが、結構それはどうでもいい。twitterに"I'm at xxx"とか流れてくるのを、適当に眺めてるだけで十分です。
それよりも、行く先々でchrckinすると、都内ならある程度どの場所でも誰かが既にcheckinしていて、誰が何分前にcheckinしたとか、その土地のtipsとかが出てくることが結構楽しい。例えばcheckinしたときに出てくるリストとかを見ながら、「もしかするとこの人と俺は電車ですれ違ったのかもしれないな」、「色んなモノはつながっているんだ、一期一会だなぁ」とか意味不明なことを考えている。
そしてそれらを見ていると、なぜかふと「土地の記憶」という言葉が思い浮かんだんです。なんかこう書くと、アブナイ感じがしますが僕は普通です。誰がいつどこに来たとかいうことをその土地は知っているし、その土地のtipsなんかも元々その土地は知っている。そういう元々土地が持っていた記憶を、人々がスマートフォン使って顕在化している。これが僕のfoursquareのイメージです。

そういえば、AppBankさんでfoursquareのアプリについて紹介している記事で、iPhoneスクリーンショットの画像に僕のアカウントが2回出てて、少しビックリやら嬉しいやらでしたw 最後の2枚にある、Mitsuru Nというやつです。

"資源視"という考え方

数日前に聞き慣れない言葉を聞いたので、記憶が曖昧ながらもググっても出てこなかったので書いてみました。。その言葉とは、タイトルにある"資源視"というものです。
どういう意味か簡単に言うと、自らの周りにあるあらゆるモノを自分の資源と捉えて、成長やビジネスのチャンスとして考えるということだと思います。日々色んな出来事が身の回りで起きますが、それらを資源と捉えて学びや気づきを得るという感じでしょうか。
ある経営学の先生がおっしゃっていたみたいなんですけど、リソースベースドビューを強引に日本語にした感じかな。オーストラリア出身の先生がおっしゃってたみたいなので、英語でなんというのかまで知りたかったな・・・。

なにかを習慣化するための簡単な方法

方法は、こんな感じです。

  1. 卓上カレンダーを用意する
  2. 何色かの小さいシールを用意する
  3. 習慣化したい内容をやったら、日付にシールを貼る

↓こんな感じです。

これだけです。超簡単です。小学生でもきっとできます。

僕はもともと何かを続けるということが不得意で、続けるために色んなことを試しました。
ネット上のツールを使って記録をつけたり、エクセルで作成したチェックリストをプリントアウトして持ち歩いたり、手帳に書き込んだりしましたが、どれもうまくいきませんでした。ネット上のだと、いちいちそのページを開くのが面倒だし、チェックリストや手帳もそれを取り出すのが面倒なのです。要は記録をつけるために、いくつかの行程があるとダメなんです。
そして最後に辿り着いたのがこの方法です。こうすれば、何かを開く必要がないのですぐ記録できます。しかも、シールがたくさん貼れるとカラフルでかわいくなってきて、ハッピーな感じです。5日間ぐらい続いたあたりから、僕は結構できる子なんじゃないかと勘違いし始めます。そのうちに、気づいたら2ヶ月ぐらいがたっていて、今計算したら60日のうち、54日やってました。これはすごい。超ハッピーです。

あと、最後に気をつける点です。

  1. 最初は続ける内容を1つにする。あれこれやろうとすると、結構大変です。
  2. 最初は続ける内容を簡単にする。例えば、いきなり毎日腹筋100回とかじゃなくて、1日10回やればOKとかにします。
  3. 途中で1日ぐらいできない日があっても気にしない。できなかった!がーん!とかなると嫌になっちゃうので、次の日やれたらOKとします。

こんな感じです。
どうでしょう、この方法。僕でできたんだから、相当続けられない人でもできそうな気がします。