最近、ある友達がカッコ悪くなった。

別に、容姿がカッコ悪くなったとかじゃなくて、一緒にいて感じる雰囲気とか、そういうものがカッコ悪くなった。


少し前に、そいつはそれまでの目標をあきらめたみたいなんだけど、それが強く影響してるんだと思う。目標に向かって頑張ってるときとか、もっと以前にその目標を夢として描いていたときとか、結構カッコ良かったんですよ。
なんか少し世の中を斜めに見てて、ある意味なめてたっていうだけなのかもしれないけど、その感じも悪くなかったし、いろんなことを知っててそいつと話してると驚きの連続だった。かと思うと、なんか家庭的なところがあったりして、なんだこいつ?って、色んな意味でカッコ良かった。


でも、いまは違う。いまは目標をあきらめて、次の目標がまだ見つからず浮いた状態なのかもしれない。以前のようなカッコ良さは全然感じさせず、ただ漫然と日々を過ごしているという風にしか見えない。


気持ちは分からなくもないんですよ。僕もゴルフを真剣にやってたこともあって、目標をあきらめざるをえないことが分かった瞬間の虚脱感とかは結構重いんです。その後1年ぐらいは、テレビでゴルフ見るのも嫌だったし、ゴルフクラブなんて捨ててしまおうかと思ったりしました。まあ、俺の場合こういう感じで1年もかかったんだから、人のこと言えない部分はあるんだけど、俺と違ってもとがしっかりしてるから彼なら大丈夫だと思うんですよね。


余計なお世話なのかもしれないけど、何かしら目標を立ててもう一度それに向かってみろよって言いたい。


僕の場合、ゴルフに関してはああいう感じだったんだけど、大学に入り直して社会に出るっていう違う目標をすぐ立てられたから、結構楽だったんですよ。それに、ゴルフやってたことが受験勉強に役立ったし、いまの自分にも強い影響を与えてるんですね。

だから、そいつも何か1つ失敗したからと言って、再チャレンジして欲しいと思うし、俺のように次の目標に何かしら役に立つ部分はあるはずなんですよ。


何か成し遂げた人は、いきなり成し遂げれたわけではなく、成し遂げるまでやり続けた人、って感じの言葉を誰かが言ってたけど、1つあきらめても次に活かす力って結構大事なんじゃないかなって思うんですよね。