身近なリーダーシップ

最近読んだリーダーシップ系の本は、いまゼミで扱っている静かなリーダーシップと、なぜ、あなたがリーダーなのか?ですが、この2冊の主張には共通点があるように感じます。


その共通点とは、リーダーシップを特別な能力とするのではなく、身近で誰もがその気になれば取ることのできる能力であるとしている点です。


ともすると、リーダーシップとは自分とは関係の無いもの、ゼミの先生の言葉を借りれば"鑑賞する"ものと捉えてしまいますが、上記の共通点のように捉えることで見方は大きく変わります。ぐいぐいフォロワーを引っ張っていくだけがリーダーシップではないというわけですね。


自分が有する能力を冷静に判断し、自分の強みを活かしながらリーダーシップを発揮していくというのが、「なぜ〜」の方の主張です。では、実際に自分が有する能力は何だろうと考えて、僕自身なかなかうまく答えられないし、そういう人も多いかもしれません。


ここからは持論になってしまいますが、いますぐに完璧なリーダーシップを発揮する必要があるわけでないし、そもそも完璧なリーダーシップなんて存在しないのだから、成長の過程として臆することなくリーダーシップを発揮しようとするべきなのだと思います。まったく自分の能力に目を向けず、リーダーシップの発揮からも身を引いてしまうのではなく、自分に出来ることは何か考え、少しでもリーダーシップを発揮しようとする必要があるのだと思います。


静かなリーダーシップ (Harvard Business School Press)

静かなリーダーシップ (Harvard Business School Press)

なぜ、あなたがリーダーなのか? (ADL経営イノベーションシリーズ)

なぜ、あなたがリーダーなのか? (ADL経営イノベーションシリーズ)