ウェブ時代5つの定理を、もう一度読んでもう一度考えた

昨日の帰りの電車のなかで読むものがなくて、前日読み終わったウェブ時代5つの定理をもう一回読んでみた。
そんときのメモ。
この本に書いてある最後の言葉ってのは、

p.259
自分がやらない限り世に起こらないことを私はやる。―ビル・ジョイ

僕は本を読むときに、ここは大事だって思ったとことかにどんどん線を引くんだけど、最初これを目にしたとき、線を引けなかった。そんときは、ふと何気なく線を引かなかったんだけど、こんときの心理状況って、こんな大それたこと自分には当てはまらないって感じだったんだよね、たぶん。

でさ、日本ってやっぱり謙遜の文化だし、心の中では自分に自信があってもそれを表に出さないし、その表に出さないこと自体は悪いことじゃないと思う。でもそういう態度を取ってるうちに、一番を目指さなかったり、リーダーになることを避けたり、ひどい場合は自分の意見を表明することを恐れたりするようになる可能性ってあると思うんだよね。前に、言葉は行動になるから気をつけなさいって言葉を書いたことがあるけど、まさにそのことで。

それって自分のレベルを自分で勝手に制限してて、もの凄くもったいない感じがする。自分ってこういう人間だからとか、こういうキャラだからとかいう発言が嫌いなんだけど、自分の行動範囲を自分で決めて、それ以上僕はやりませんよって言ってるってことじゃん、それって。

今年に入って、今年はそういえば就活かって思ってリクナビとか見て、以前のブログで「今日の一社」なんてやってたりしたんだけど、そのときとかも大企業で、大学生の就職希望ランキングの上位に入るような企業を避けてる自分がいるのね。どうせ、受けたって入れないんだから、ここはスルーとか勝手に思ったりして。あふぉだねー。本当にあふぉだね。やる前から諦めてどうするんよって、自分で気づいて情けなく思ったし、こういう思考は直さなきゃいけないと戒めた。

でね、もっと自分が格好いいと思うこと、クールだって思うことを純粋に追っかける気持ちを持っていいんじゃないかなって思うんだよね。
また、この本に出てくる言葉を引用させてもらうと、

p.256
最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。―スティーブ・ジョブズ

ってことで、まあ直感に従ったらゴルフとかやっちゃって、ずいぶん回り道しちゃったけど、多分もっと根拠のない自信を持っていいんじゃないかな。そのとき根拠なんてなくても、がんばってあとから根拠となるものを示せればいいじゃん。

でもまあ、自信なくて行動できる人って実は限られてるのかもね。こういう話をしても、分かってるんだけど行動できないんだよって人はいるし。まあ、ちょっとした成功体験なんだろうと思うよ、そこは。