話し方超整理法

話し方超整理法

話し方超整理法

最近の本の中では、一番多く線を引いたかも知れないってぐらい僕にとっては良書でした。あーそうかもなーそうかもなーってとこが多いんですよ。当たり前のことを書いてある本は、Amazonとかのレビューで「つまんなかった」とか言われちゃったりするけど、当たり前のことをしっかりまとめてある本って大事だと思うんですよね。当たり前を当たり前にやるというのは、簡単そうに思えて意外と出来てないことが多いし。

そういった意味で、この本は言われてみれば当たり前かも知れないけれど、自分が話すときに以外と忘れてしまうことが書かれています。

たとえば、

人は悪気がなくても、自己中心的なところがあります。それゆえ本質的に自己中心的なのだということを認識して、相手の身になる努力を継続することが大切です。(p.31)

聞き手は、本質的に誰でも飽きやすい(p.38)

時間をかければかけるほど話が伝わると思いがちですが、逆に、時間をかけた分だけ伝わる効果が下がることもあります。話の効果は、時間に反比例するのです。(p.52)

そう、僕も自分ことを自己中心的な人物ではないと信じたいですが、きっと自分の話が通じないときに相手のせいにしてしまっているときがあります。
誠意を持って話せば伝わる。丁寧にしっかり説明すれば必ず伝わる。そう思ってしまいがちです。確かに、誠意を持って話すことは大事だし、丁寧な説明も大事です。でも、それだけでは伝わらない場面、逆に気持ちだけが先走って伝わらない場面がある。そうならないためにも、相手の身になって話を構築していく必要がある。

こういった心構えの話を前提として、その後にすっきり話すためのメソッドが書かれていますが、これもシンプルで分かりやすい。場面によってそれぞれの話し方の違いも説明されていて、身につけやすいと思います。ということで、おすすめっす。

ひとことまとめ

まずは相手の身になって考える。
1分間話法でスッキリと話す。