全体を見ることと、目の前のものに一所懸命になること

最近ある人と話してて、うんうんそうだよねーと思うことが多いんだけれども、今回もそんな話。

客観的な視点も大事かも知れないけど、最終的にはなにをするにも個別具体的な目の前の事柄に降りてこないといけないよねってのが、結論なんだけど。

子供の頃ってさ、自分が世界の中心だから、全部自分の主観でモノを見るわけ。
でも、大人になると、客観的なモノの見方なるものを身につけようとしてしまう。ある先生が言ってるように、客観的な視点になんて立てっこないって話もあるけど、ともかく、客観的にとか、全体を見てとか、俯瞰してとか、そういう視点を身につけちゃう、もしくは身につけた気になっちゃう。木を見て森を見ずみたいな言葉もあるように、それ自体は悪いことではないんだと思う。

でもね、全体を客観的に見たまんまの視点でなにかをしても、大切なことに気づけなかったり、自分がやらないといけないんだみたいな主体性というか、本当の意味での当事者意識を持てないんじゃないかと思うんだよね。

たとえば、選挙とか環境問題とか。
政治がどうだとか、経済政策がどうだとか、偉そうなこと言ってるけど、お前選挙行ってねーんじゃん!みたいなこと、珍しくない。大きなくくりで見て、今の日本の政治には問題があるのかも知れない。でもさ、有権者一人一人が自分たちの意思も表明せず、個人としては関心を持たずって状態じゃあ、なんにも変わらない。いま、日本が抱えている問題、それに対して具体的で実現可能なアクションプランを持ってるのは誰よって、厳しい目で見なきゃいけない。誰もいなかったら、無記名でもいいし。個人として、何かしらの意思を表明していかないといけない。

環境問題ってのもさ、みんなが大事って言ってるし、テレビとかメディアでもよく言われてるし、エコってのが世の中の全体的な流れとしてブームな感じだよね。地球環境全体で考えると、環境に配慮していかないとやばいんだぜ!ってな感じで。
でも、最終的に個人がその人の生活レベルにおいて、いろんなことに気づきアクションを起こさないと、結局は成果を上げることはできない。

なんか、話が変わっちゃったけど、ともかくさ、全体を俯瞰することってのも大事だけど、全体像が見えたら今度はちゃんと目の前にある個別具体的な事柄に降りてきて、それに一所懸命にならないといけないんだと思うよ!