明日の広告

最近、広告業界の方とお会いする機会に恵まれているんですが、その方々とお話するとどの方も自社と業界全体に危機感を抱いておられて、変化の必要性を述べられていました。
で、そんなお話を伺っている中で思い出した本がこの明日の広告 変化した消費者とコミュニケーションする方法 (アスキー新書 045)です。
読んだままにほったらかしにしてしまってたんですが、いい機会に読んでの考察を書いておきます。

第1章で、広告は消費者へのラブレターであるという話から、以前に比べて消費者はラブレターを受け取ってくれないようになってきており、もっと相手のことを考えてサービスする必要性が説かれています。

読んでいて感じたのは、これは広告というコミュニケーションだけに限らず、なにかを消費者に提供するという仕事であれば、全てのビジネスに共通して言えることなのではないかということです。
消費者の行動は確かに大きく変化しているし、そのことによる影響は広告だけにとどまらないでしょう。

このように考えれば、冒頭に述べた広告業界の方々が感じている危機感は、すべての組織、またすべての個人が感じる必要があって、時代の変化を敏感に察知する努力を怠ってはいけないんだと思います。