やる気の高め方を身につけて来ました

先日、シゴタノ!大橋悦夫さん(仕事を楽しくするディレクター)佐々木正悟さん(心理学ジャーナリスト)が開かれた「やる気」と「継続力」をみにつけてワーク・ライフ・バランスを実現しよう!というセミナーの第一回「やる気の高め方をみにつける」に行ってきました。
佐々木さんの印象は、とても物腰の柔らかな人で、質問を受ける時もまっすぐ相手を見て聞かれていた。相談役・メンターとかはこういう人がいいなー。

内容のメモ

冒頭で、投資の格言「卵を一つのバスケットにつめこむな」を紹介。
「やる気」もこれと同じで、一つのものにやる気を詰め込まず、小分けに分散投資
なぜなら、やる気は有限の脳内物質で、無限に湧き出るものではなく消耗して減るものだから。


「やる気も有限なリソース」というのは、今まで考えたこともなかった!やる気ってのは、本人の気持ち次第でいくらでもコントロールできるものだと思っていたので、これは目からウロコ。


そして、このやる気を出すか出さないかは脳がコントロールしていて、脳が必要と判断した時にだけ、必要な分だけ供給。自分の意識によっでコントロール出来るものではないということ。


脳は、「よりよい未来=リスクを回避して、リターンを得る」ためにやる気を使う。このよりよい未来の見通しがつかなければ、やる気をミニマムにしか供給してくれない。ということは、やる気を出すためには見通しを立てる必要がある。(もちろん、やりたくないことをやらなければならないときもあるけど、それも同じで、見通しを立てることが必要。)

そしてその見通しは、なるべく明確で、なおかつスタートとゴールがハッキリしている必要がある。
ゴールはもちろんだけど、何事も取りかかりが大事なのでスタートのハードルを下げておくと楽。

4つのやる気がアップするとき

・締め切りが決まっているとき
・報酬がかかっているとき
・評価がかかっているとき
・楽しいとき

・締め切りが決まっているとき
本を読む、勉強するなどの場合、制限時間を設ける。タイマーなんかを使うと良い。
で、これは僕が質問したことなんだけど、勉強なんかの場合って(大学とかの授業の勉強は別。)、制限時間を守らなくても何もないからついつい守れなかったりしてグダるときがある。
これはどうしたらいいのかというと、友人と一緒に勉強するとか本を読むとかして他人との間に制限時間を設けると守ろうとする。
もしくは、友人なんかとあらかじめ映画のチケットなんかを買っといて、それまでに終わらないと映画が見れないなんて状況を作る。
これは、二回目のウロコ落ち

・報酬がかかっているとき
仕事の場合は別に考えると、これも締め切りのとこと同じで、友人などの他人がキーワード。
友人とかと、簡単な賭け(=ランチをおごるとか)をすることで報酬を設ける。

・評価がかかっている時
仕事の場合は月間MVPなど
仕事以外の場合は、承認欲求を活用する。やっぱりこれも上記の2つと同じで、他人に認めてもらうこととか、スゴイって思われることを使う。
部屋の掃除を出来ない人なんかは、家に他人を呼ぶ日を決めて、「キレイにしてるんだね」と言ってもらうことを動機とする

・楽しいとき
これは説明不要かな
楽しさが見いだせないときは、普段と状況ややり方を変えるといいみたい
あとは、シゴタノ!を読む!

負の強化子についても話されていた。
負の強化子については、佐々木さんが書かれている「負の強化子」のもとを作るとか、負の強化子を参考。

まあ、もっと色々話されてたけど大まかにはこんな感じだったはず。
来週は、「継続力をみにつける」に行ってくる。