明日のバーレーン戦は、遠藤と長谷部がクロスにどんどん飛び込む?

さっき、NHKのニュース内で明日の日本代表の戦術についての話が出ていて、思ったことを少し。
まず、ニュース内では今回の試合で、クロスに対して飛び込む人数を増やすということを、岡田監督がやろうとしていることとして挙げていた。そのためのキーマンは、遠藤と長谷部でこの2人がいかに飛び込んでいけるかみたいな話だった。こないだのオーストラリア戦のデータとして、33本クロスが上がったにも関わらず、飛び込んでいく人数が少なかったために、チャンスにならなかったというようなことも言っていた。
まあ、確かにこないだのオーストラリア戦では、クロスを上げても中には1人か2人みたいなシーンは結構あって、もともと小兵揃いな日本代表FWでは、なかなかきわどいクロスじゃないとチャンスにはならなそうだった。
問題点としていくつか考えられるのは、まず玉田も田中達也も点で合わせるというタイプではないということ。玉田や田中達也が、クロスボールに対して競って得点を決めるというのは想像しがたい。あるとしたら、前に強いチームほど、ボールが浮かない。というエントリで書いた、高速のグラウンダーのクロスとかの方がまだ可能性は感じるけれど、それにしてもゴールエリアで体を張ってDFの前になんとか体をねじ込むようなパワーはどちらにしても2人にはない。そういうことが出来る可能性があるとしたら、森本ぐらいなんだろうか。
それともう一つ問題点としては、遠藤と長谷部の2人に前に飛び込ませようという話は、試合になったら難しいということ。バーレーンはカウンターを狙ってくるだろうから、そこを警戒しなくてはいけない。確かに間違いなく中盤の選手も飛び込んで行かなきゃチャンスは広がらないけど、もうちょっとバランスを考えるなら、田中達也を外して阿部か今野を遠藤と長谷部の後ろにアンカーとして配置する方が良いだろうと思う。
ということで、結局のところ明日の試合では、結果的に長谷部か遠藤はバランス取ってるだろうと思う。この2人の役割分担がいまいち分からなくて、どっちつかずに体力を消耗しているところがあるので、どちらかは守備にストロングポイントのある選手を置いてもいいんじゃないかなと思ってます。