SRIについて

HouseでSRI=社会的責任投資について、勉強を始めたので、少し調べたところをまとめてみる。間違いがあれば指摘してください。

簡単に言えば

SRIとは社会的責任を果たしている企業に投資すること。

詳細説明

米国のSRI推進団体Social Investment Forumは、SRIを「スクリーニング」「株主行動」「コミュニティ投資」の3つに分類している。

  • スクリーニングとは、社会的倫理性や環境への配慮、地域への貢献度などを基準に加えて投資を行うこと。
  • 株主行動とは、株主として会社の経営陣にCSR経営を求めていくこと。具体的には、株主総会での議決権を行使すること。
  • コミュニティ投資とは、限定された地域(コミュニティー)の抱える問題を改善、状況を向上させるための組織やプロジェクト等への投融資行動。

この他にwikipedia:社会的責任投資には、環境問題に特化したSRIで、二酸化炭素の排出量や植林事業の状況など様々な企業の環境行動を評価し投資する環境配慮型投資や、トリプルボトムラインに基づいた経営評価を行い、その結果に基づいて行うCSR経営評価による投資が挙げられている。

スクリーニング

上記スクリーニングをもう少し説明してみる。
スクリーニングは、ポジティブ・スクリーニングとネガティブ・スクリーニングに分けられる。
ポジティブ・スクリーニングとは、社会的に責任を果たしていると認められる企業を積極的に評価して投資する方法。
ネガティブ・スクリーニングとは、社会的な責任を果たしていない企業や、投資基準に見合わないを投資先のリストから排除し、投資する方法。

SRIの歴史

SRIは、もともと教会が、アルコール・タバコ・ギャンブルなど、宗教的信条に反する産業を除いた投資先を選んだことが始まりで、その後ベトナム戦争に反対し、軍事産業に関わっている企業への投資を回避したことで一般に広まった。

アメリカを代表する社会責任投資ファンド、ドミニ・ソーシャル・インデックスは創設以来、常に市場平均を上回るパフォーマンスを示し、社会的責任投資が単なる問題提起としての行動ではなく、十分にリターンの得られる投資であることを証明。

SRIについての日本と欧米の比較

SRIの資産残高を日本と欧米で比べてみると、日本は約2740億円(2007年6月)、欧米では300兆円ほどとなっており、日本は欧米に比べてマーケットの拡大は遅れているものの、徐々に拡大してきている。


今回の所は、ここまで。もう少し勉強したら、またまとめます。


参考
社会的責任投資(SRI)とは:経済レポート情報
SRI 詳細解説:環境goo
社会的責任投資:wikipedia
CSR入門—「企業の社会的責任」とは何か (日経文庫)
未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家
社会起業家—社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)